同じ機種でも寿命が違う理由
機器の故障間隔は、機種の性能よりも設置環境で決まります。粉じんは搬送経路に堆積し、熱は電源部を痛め、直射日光は樹脂と表示を劣化させます。同じ年に導入した十台のうち、二台だけが毎月止まるという状況は珍しくありません。原因は機器ではなく、その二台が置かれた場所にあります。
1台の停止が店舗全体に及ぼす影響
セルフサービス端末が停止すると、その端末が処理していた取引は窓口と残りの機器へ移ります。取引量の多い拠点では影響がすぐに表れ、待ち時間が延び、行員の負担が増え、窓口での対応件数も増加します。復旧時間は技術上の指標であると同時に、店舗の日々の運営を左右する要素でもあります。店舗から最も多くいただくご質問の一つが「粉じんの多い拠点で止まる機器」です。
周期を変えると総額は下がる
点検を増やすと費用が増えると考えられがちですが、条件の悪い拠点に限って周期を短くすると、突発的な出動が減るぶん総額はむしろ下がります。定期の清掃は予定に組めますが、故障の出動は予定に組めません。予定に組める作業のほうが安いのは、どの現場でも同じです。